カリキュラム

材料工学は、地球上に存在するすべての産業製品の物質的側面を対象とし、さらに次々と開発される新素材も対象とする、工学の中で最も重要で横断的な学問です。

ですから、あらゆる産業分野、研究分野から材料工学を専門とする柔軟で発展的な人材が要望されています。
本学科はそのような社会の要請に応え、本学科生が大学卒業後に材料に関する専門技術者・研究者として即戦力になれるよう、また大学院進学前に最先端の材料工学研究能力を身につけるよう、以下の学習・教育目標を設定しています。
そして学習・教育目標に対応したカリキュラムを組み、学生の教育にあたっています。
PHOTO

技術者、研究者としての幅広い教養と社会性

  • 数学・自然科学


    工学の基礎となる数学、自然科学を十分に理解し、専門技術の修得を可能にする。
  • コミュニケーション


    語学、情報技術を修得し、国際化・情報化社会に対応できる情報収集・発信能力を獲得する。
  • 地球・環境・社会


    工学を環境問題や世界経済など、複眼的・地球的視点から見つめる素養を持たせる。

材料工学を問題解決に応用できる専門性

  • 材料の機能・性質


    金属、セラミックス、有機材料の三大材料、更に分化した各種材料の性質と用途を理解する。
  • 材料物理学


    材料に対する物理的現象を数式で記述して議論する能力を得る.また、材料の力学的評価法を理解する。
  • 材料物質科学


    原子、分子レベルで材料の構造を理解し、物質科学的な材料分析法・処理法の知識を得る。
  • 材料製造工学


    材料工学で用いる製造技術、加工技術を理解し、実習によってそれらの方法論を体得する。

実社会で活躍できる自律的発展性

  • 設計・企画


    獲得した専門性を生かして状況に応じた正確な材料選定、材料設計を行える能力を身につける.さらに製造・開発分野において社会的課題・条件に対応した研究開発計画を立案できる能力に昇華させる。
  • 実験・解析


    研究開発目的を達成するための実験を計画する知識と実行する技術を身につける.また、実験結果を解析し考察・討議できる能力を身につける。
  • 社会性・発展性


    卒業後も自立的、継続的に研究者、技術者として発展できる基盤を確立する.また、自分の行動・成果を論理的に記述・発表し、国内外の社会に対する説明責任を担える能力を磨く。
就職情報ページへ 学科概要ページへ